現在、健康食品は星の数ほど種類があります。登場しても人気がなくなり、商品が消えていくこともしばしば・・・
そんななかで絶好調なのが青汁です。実際に青汁商品はどんどん増えていますし、毎月のように新商品が登場しています。
まだまだ拡大していくことが予想されるほど大人気の青汁ですが、なぜ今、青汁が流行しているのでしょう?
その答えはごく単純なもので、慢性的な野菜不足に起因する生活習慣病への不安・・・これが理由だとされています。
近年の日本には、糖尿病や高血圧などをの生活習慣病を患っている人が増えています。
戦後はほんのわずかしかいなかった生活習慣病患者は、毎年のように増加し、予備軍といわれている人まであわせれば、
全国で高血圧は約3000万人、高脂血症も約3000万人、糖尿病患者でも約800万人もの人が患っている状況です。
病院にいけば必ず目に入る「メタボリックシンドローム」「生活習慣病」の文字、新しい薬が開発されていても、病人数が減少していかない現状を不安に考えている人も少なくないでしょう。
これらの生活習慣病の原因の多くが偏った食生活にあるとされています。
50年前の日本人の食生活と比較すると、肉の摂取量は約10倍にもなっているそうです。
その反面でお米の摂取量は約半分に減少しています。
これだけ食生活が欧米化しているのですから、当然のように、欧米人に多い病気を日本人も発症するようになってきたというわけです。
しかも、厚生労働省が推奨している一日あたりの野菜摂取量は350グラム、このうち緑黄色野菜は120グラムを摂るのが理想的とされています。
実際のところ、日本人の平均野菜摂取量は295グラムです。
ほとんどの日本人が野菜不足といっても過言ではないでしょう。
この野菜不足と生活習慣病を背景に青汁は絶大な人気を獲得しました。
もちろん、毎日青汁を飲むだけで生活習慣病を予防できるわけではありません。
好きなものを好きなだけ食べる、運動はしない、お酒を飲みすぎたり、タバコは吸うという生活習慣が続けば、当然病気にもなります。
青汁はあくまでサポート、実際の生活スタイルを改善していくきっかけと考えましょう。
そうすれば、より健康的に毎日を過ごすことができるはずです。